Youth man and the Sea

写真、フィルム、デジタル、音楽、それらの戯言

何でもあるけど、何もない。その上、何でもない日。


何かを書きたいと思う。
何をかと、聞かれれば困る。

郊外のショッピングモールの飲食店が並ぶコーナー。
お腹が空き立ち寄ったが、何を食べたいか一向に分からない。
そんな、心情とよく似ている。

もしくは深夜の SA だ。どれも不味そうに思える。
でも、この先の道のりを考えるとお腹に入れなければいけない。
生きてくために、食べるはずなのに、それが自分を殺すような気がして泣けてくる。
まるで、今書いている文章と同じだ。

そして、もし書き出すと、定るのかと言われれても、答えは定まらない、だ。
そして、何かを書き出してもだいたいは駄文で終わっていく。
悲しいかな。

もう少し、文才と根気があれば、違うことになったかも知れない。
そう思いながら、ぬるくなったコーヒーの底に溜まった、カスを覗く。

仕事が終わらないのは、自分が遅いからか、仕事が多いからか。
帰ってこない彼女に悪態を吐く。
昨日の夜遅くに、玄関の彼女の靴たちを下駄箱に放り込んだ。俺は、一人暮らしなんだと、自分に言い聞かす。

普段は、底が平たい靴を履くのに、高いヒールを履いても綺麗に歩く彼女。
ほんとにむかつく、女だ、そしてそんな女がいると思うと、この世界は残酷な気がしてやまない。

今日は早く寝よう。