Youth man and the Sea

写真、フィルム、デジタル、音楽、それらの戯言

フィルムに眠ってた、色

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それが何かは全くわからない。

乳白色の靄に、紺碧の海、重なり、なんとも言えない

エモーショナルさがそこにはある。

 

まるで、それは酔った帰り道。

彼女と笑い合いながら、ビル群を抜け、川沿いを進む朝の感情のようだ。

「こっち」から「向こう」

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はるか遠方に、向こう岸が見え出す。

俺の旅には、フェリーがつきものだ。

 

大切なのは、こっちではない、向こうだ。

こっちと、向こうの間に、海が横たわり、それを跨ぐことで、向こうへつく。

この儀式が、旅において、最重要である。

 

海により、日常が断絶され、非日常に赴くのである。

なので、俺は旅により、フェリーを用いる。

陽気なカモメが並走し、白波が生まれ死ぬ。

太陽は睨みをきかし、夏であることを強く誇る。

甲板で、潮風にかき乱される髪を抑え、君に口づけする。

「向こう」へ、さぁ。