Youth man and the Sea

写真、フィルム、デジタル、音楽、それらの戯言

2018-01-01から1年間の記事一覧

俺の日常は祝福されている。

俺の日常は祝福されている。 多くの不幸や悲しみを、呪い殺して、俺はここまで来た。 もし、俺の祝福を邪魔するものがいるのであれば、 さらに大きな、祝福を持って、俺は俺自身を幸せに導いてく。 つまり、今日も美味しい晩御飯を、彼女と二人で狭いキッチ…

冷たい微熱をひきつれ、くたびれた夜を歩きつつ、思うこと。

俺は薄情な人間だ。 もう面倒くさいものには首を突っ込まない。 1人で生きてくには長すぎるが、誰かに構うには短すぎる。

夏の夜に集る紙魚。

涼しい風が頬を撫でる。 まるで少女のうなじのように、純白な風だ。 初夏はいつでも、新鮮であり、肉体と精神を若くしてくれる。 少年の額ような太陽に、初恋の恋文のような若々しい木々の葉。 ファインダーを覗き、さらにメガネを挟み、そして銀塩に焼き付…

季節によって、言葉は紡がれる。

季節によって、言葉は紡がれる。 前方に太陽があるときに、影は視界に入らない。 まるで、日常が輝きますと死が姿をひそめるように。 ただ、確実に、足元に死はまとわりついている。 夜の底に、トイレにいく。 戻ってきてみると、彼女の毛布が剥がれていた。…

悠久ほど、泡沫に。

甘い日々は、飛び魚のように、時間の海原をすべり、視界から消えていく。永遠に続いて欲しい日ほど、一瞬に過ぎ去るんだから、人生はケチな野郎だ。

忘れていくことすら、忘れていく。

思い出は冷たい奴で、感情が呼んでるのに定時通りには顔を出さなかったり、時間を違えて、さもしい夜にやってきがる。 俺は賢しいふりをしているだけの人間なので、多くを忘れていく。 そして、誰かに、同じことを何度も聞く。 写真を撮り、歌詞を綴り、それ…

沈黙は死の息子なのか

音楽が忙しくて、更新がないがしろになってました。 アルバムができ、少し落ち着いたし、何かを書いていこうと思います。 言葉を紡ぐのは、俺にとってライフワークであり、ここは俺の感情の源流に近しい場所です。 観客がいないのに演じる役者がいた場合、そ…

「道々、考える」

どれが「正解」な道かは、いつもよく分からないけど、それは道半ばに「正解」だったと思えるようにすれば良いと思う。例えば、少し前の話。助手席で、俺のアルバムを聴きながら難しい顔で歌詞を追いかけていた彼女。その姿は微笑ましく、それを思うと、今で…